この都大会で応援に来られていたママたちを何度か驚かせていた主審のジャッジについて、中体連の注意事項のページに載っている文章を載せておきますので参考にして下さい。
①ママたちが主審の声の大きさに驚いていた「プレーオ~ン!」については、
(3)に書いてあります。
主審の大きな声と手のシグナルが無いと選手が困ってしまいます。
管理人が審判の資格を取った頃は、「アドバンテージ!」という声を出す人も
結構いたと思いますが、最近は専ら「プレーオ~ン!」ですね。
②浮き球の競り合いの時、こちらの選手が何もしていないのにファールを取られて
意外に思われたママもいらっしゃるかと思いますが、これは(2)②にあります様に
何もしないからファールを取られたのです(プレーをする意志無しに邪魔をした)。
一緒に飛び上がっていればファールになりません。
9. ファウルと不正行為について
(1) 手や腕を使った競り合いについて
① 相手と競り合うときに手や腕を使ったプレーが目立つが、これらはファウルとして
罰せられるばかりでなく、競技者としての技術の低下や競り合いの弱さにつながる。
② ボールをキープしているプレーヤーが、相手競技者を手で押したりすることもファ
ウルである。
(2) 身体を使ったホールディング・トリッピングについて
① 手や腕だけでなく、身体を使って押さえたり、つまずかせることはファウルであり、
直接フリーキックが相手チームに与えられる。
② ボールをプレーする意志なしに、相手競技者が、ボールをプレーしようとするのを
身体を使って邪魔するのはオブストラクション(間接フリーキック)であるが、
身体接触によって邪魔した場合はホールディング(直接フリーキック)となる。
(3) アドバンテージについて
① 違反や反則があっても、主審が宣告するよりはプレーを続けたほうが、反則された
チームに有利であると判断した場合、主審はアドバンテージを適用する。
② 主審がアドバンテージを適用するときは、「プレーオン」あるいは「アドバンテー
ジ」と言うとともにシグナルをする。
③ 主審は、競技者の技術やチームの戦術、ゲームの流れを考えて「アドバンテージ」
を適用するので、選手は主審の笛が鳴るまでプレーを中断してはならない。
④ 「アドバンテージ」が適用されたからといって、ファウルや不正行為がなかった
ことにはならないので、「警告」に値する不正行為があった場合には、次のアウト
オブプレーの時にその選手に「警告」が宣告される。
⑤ 原則として「退場」に値する不正行為に対しては、「アドバンテージ」は適用され
ない。