<景気づけ>
<区大会~支部大会>
(13選手権大会ダイジェスト①)
<都大会~全国大会>
(13選手権大会ダイジェスト②)
<再生回数ランキング2>(2014年3月29日現在)
色々書いてしまって、読み返すと可也長ったらしくなっていますのでそろそろ終わりにします。
雑感と補足
コメント欄にも書きましたが、「出てんじゃねぇか!」とラインのすぐ外のボールの跡を指しながら直ぐ後ろの観客から怒鳴られる事があります。皆さんご承知の様に、ボールが出たか否かは真上から見た影で判定しますので、例えボールの跡が外についていても出てない事もあるんです(こっちは横から見てんだから…)。
副審は試合開始前に安全確認の為、選手たちの用具や爪の点検をします。最近、随分減ってきましたが、未だ小学生では爪の長い選手を見かけます。「あっ、脛当て忘れた!」と言って慌てて取りに行く選手もいます(おいおい…)。それを待って試合開始が遅れると「脛当てぐらい良いじゃない…」っていう乱暴な声も聞こえてきたりするんですが、人間の脛ってのは尖がっているので、脛当てをしていないと自分だけではなく相手選手も傷つける事があるんですよ…
主審と判定が違っている場合にはフラッグを持ち替える、という事を書きました。ルールブックなどではフラッグは腰より低い位置で持ち替える、と書いてあると思いますが、上げてしまった時には如何するか?!
「やっちまった!」と心で悔やみながらも、堂々と胸を張って頭の上で持ち替えるんでしょうねぇ…
オフサイドと判定して副審がフラッグを上げました、が、主審が気付いてくれません。さぁ如何しましょう?!
守備側がボールをコントロールするまで、又は、主審が気付いてオフサイドの笛を吹くか、良いからフラッグを下ろしなさい、との合図をくれる迄、気付いてくれる様に主審に念力を送りつつ、頑張ってフラッグを上げ続けているのが正解の様です。
ゴールラインやタッチラインをボールが完全に越えたと判定して副審がフラッグを上げました、が、主審は気付いてくれません。さぁ如何しましょう?!
この時も主審が気付いて、何らかの判定をしてくれるまでフラッグを上げ続けているのが正解の様です。
って、又長くなりそうなので終わります。選手の皆さん、頑張って「副審」も出来る様になって下さいね!(あれっ、この独り言はママ向けじゃなかったっけ…)
副審のポジション②
コーナーキック
ボールがコーナーアーク内で静止している事を確認した上で、キッカーの邪魔にならない様にしながら、ゴールラインの延長線上(コーナーフラッグの後方)に位置してボールが空中を含めてゴールラインを越えないかを監視します。
ペナルティーキック
(副審が行うのはなかなか難しい判定ですが、)ペナルティーエリア内の主審が見えない所で守備側がファールを犯した場合にも副審はファールを取らなければなりません。この時副審は、普通のファールと同じシグナルを出した後、コーナーフラッグに向かって動きます。そしてPKが行われる際には、ゴールライン上でペナルティーエリアラインとの交点に位置して、得点の確認をすると共に、ボールが蹴られる前にGKがゴールラインより前に出た場合にはフラッグを上げて主審に知らせます。尚、もう一人の副審は通常どおり反対サイドのタッチラインに沿ってオフサイドラインを監視しています。
ペナルティーキック戦
一人の副審はゴールライン上でゴールエリアラインとの交点に位置して、得点並びにGKの動きを監視します(この副審のシグナルは普通のPKと同じです)。もう一人の副審はタッチライン沿いから離れ、センターライン付近でキッカー以外の選手をコントロールします。
壁のコントロール
副審の近く、ゴールの近くでの攻撃側FKの際には守備側が壁を作る事が多いと思いますが、この壁をキッカーから9.15メートル(10ヤード)遠ざけて主審を援助する事も副審の仕事であり、PKの時と同様に副審がピッチ内に入ります(その他、主審と協議する必要がある場合も2~3mピッチ内に入ります)。
副審のポジション①
オフサイドのところで副審がフラッグを上げる位置についてお話ししましたが、他の状況における副審のポジションについてゴールキックを例にして少しお話ししてみます。
先ず、以前お話ししましたが、ゴールキックのシグナルは、ボールの動きに遅れたとしても兎に角ゴールラインまで走って行ってフラッグをゴールエリアに向けて「前」に上げます。
ゴールキックの際には、ボールがゴールエリア内に置かれている事、並びにそのボールが静止している事を確認しますが、これらはゴールエリアのハーフウェーラインに近い境界の延長線上に位置して行います。
次にペナルティーエリアのハーフウェーラインに近い境界線の延長線上まで移動し、ゴールキックが蹴られてペナルティーエリアの外に出たか(ここからインプレーとなります)否かを確認します。又、ボールがインプレーとなる前に相手選手がペナルティーエリアの中に入っていないかも監視しています。
以上のことが正しく行われなかった場合、副審はフラッグを上げてこれを主審に知らせます(ゴールキックのやり直しになります)。
そしてゴールキックからプレーが再開されると、副審はオフサイドライン(後方から2人目の選手又はボールのうちゴールラインに近い方)の監視をする為にタッチライン沿いを走り回る事になります。
この様に副審はプレーの進行に従ってポジションを変えていかなければなりません。ゴールキックの際にはこの動きが分かり易いので、一度ご覧になってみて下さい。
格好良いフラッグシグナル⑤
オフサイド②
オフサイドのシグナル
副審はオフサイドの反則があったと判断した場合、その場で止まり先ず右手でフラッグを「真上」に上げて主審に知らせます。主審が笛を吹き、オフサイドの反則を適用したら、その位置でフラッグを前に傾けてオフサイドのあった場所をフィールドを三分割した地域で示します。
即ち、オフサイドのあった場所が、自分の側から遠いサイドであればフラッグを斜め上に、フィールドの真ん中辺りであればフラッグを水平に、自分の側に近いサイドであればフラッグを斜め下にしてその場所を示します。
オフサイドのシグナルと間接FKの位置
オフサイドの反則となる場面においては、副審はオフサイドラインについていて、守備側の後方から2番目の選手を正面に見ながら、オフサイドポジションにいる攻撃側選手を右前方に見ていると思います。ここで攻撃側からボールが蹴られ目の前のオフサイドラインを越えていった場合、副審はこの時点ではオフサイドになるか否かの判定が出来ませんのでボールを追いかけて右方向に走り、そのボールをオフサイドポジションにいた選手がプレーする等、オフサイドの反則があったと判断した所で止まってフラッグを上げます。
一方、オフサイドの反則による間接FKの場所は「違反が起きた場所」であり「ボールが蹴られた瞬間にオフサイドの反則を犯した選手がいた場所」ですので、副審がフラッグを上げた位置とは異なっている事が多くなります。つまり副審がシグナルを上げて止まった位置は、副審がオフサイドの反則があったと判定した位置であり、副審が前に倒したシグナルは、反則が起きた場所を示しているのではなく、オフサイドの反則が起きた位置が副審から見て遠いか近いかを示しているだけですので、副審がフラッグを上げているラインに合わせて間接FKをするのではなく、主審の指示に従って間接FKを行う事になります。
格好良いフラッグシグナル④
オフサイド①
瞬間の判断が難しい場面が多々ありますので、オフサイドの定義から整理しておきます。
先ずオフサイドポジションとは、ボール又は後方から2人目の選手の位置からゴールラインに平行に引いたライン(オフサイドライン)よりゴールラインに近い場所の事です。
ボールとゴールラインの間に守備側の選手が1人いる場合、又は誰もいない場合は、ボールの位置がオフサイドラインになります。ボールとゴールラインの間に守備側の選手が2人いる場合は、後方から2人目の守備側の選手の位置がオフサイドラインになります。
この2人の選手というのはGKであろうがなかろうが関係ありませんので、ゴール前の混戦でGKが飛び出している時など、GKよりゴールラインよりにオフサイドラインがある場合がありますので注意が必要です。
又、オフサイドポジションは頭、胴体、足の位置で判断しますので、手だけがオフサイドラインを越えていたとしてもその選手はオフサイドポジションにいると判定しません。
オフサイドの反則とはボールが味方の選手によって触れられるかプレーされた瞬間に、オフサイドポジションにいる選手が、プレーに干渉する、又は相手選手に干渉する、(又はその位置にいる事によって利益を得る、)という時に適用され、守備側に間接フリーキックが与えられます。
この辺り、ルールブックなどには色々と例を挙げて詳しく説明してありますが、出来るだけ簡単に考えますと、オフサイドの反則とは、
「オフサイドポジションにいる選手が、味方選手が蹴った(触れた)ボールをプレーする、又はプレーしようとしてその蹴られたボールや相手選手に向かって行く、と反則になる。」という事だと考えれば良いと思います。
そして「蹴られたボールが、途中でゴールマウスやGKのセービングや相手選手によって跳ね返ってもそれらはグランドの石と同じだ」として考慮に入れず、兎に角、味方選手によってボールが蹴られた(触れられた)瞬間にオフサイドポジションにいた選手が、そのボールをプレーしようとしたか否かで判断する。
「但し、味方選手によって蹴られたボールを、例えミスキックであっても、相手選手が意図的に蹴った場合は対象外となる。」という事になろうかと思います(この項の表現等、ご指摘お願いします)。
つまり、オフサイドポジションにいるだけでは反則ではありませんが、オフサイドポジションにいる選手がボールに向かって行けば、触ってなくてもオフサイドの反則となります。一方、守備側のバックパスやミスキックなどはオフサイドポジションにいる選手がそれを取りに行っても反則にはならないという事です。
オフサイドの判定は難しいです。基本的な事としてオフサイドラインの延長戦上にいないと正しい判定は出来ませんし、オフサイドラインの延長戦上にいたとしても、選手が激しく前後に動く中、オフサイド判定の瞬間を認識する為にボールの位置も見ていなければなりません。加えて、オフサイドポジションにいた選手の走っている方向がボールや相手選手に向かっているのか、そうでないのか、ボールが相手選手に当たっただけなのか、相手選手がミスったのか、という事を横からの目線で判断するのも可也難しいですね。
格好良いフラッグシグナル③
スローイン、ファール
(副審から見て左から右に攻めているチームを攻撃側、右から左に攻めているチームを守備側とします)
スローインのシグナルは、攻撃側ボールの場合、右手でフラッグを「右斜め上」に上げ、守備側ボールの場合、左手でフラッグを「左斜め上」に上げます。
この時に注意しなければならないのは、フラッグは横に上げるのでは無く斜め上(30~45度程度)に上げるという事と、フラッグを上げる手が逆にならない様にするという事です(右手で左斜め上に上げてはいけないという事です)。例えば左向きに走っている場合にはフラッグを右手に持っていますが、守備側のスローインになれば、フラッグを素早く左手に持ち替えて左斜め上に上げるという事になります。
スローインの場合も、ボールがタッチラインを完全に越えたにも関わらずプレーが続いている場合には、フラッグを「真上」に上げてボールがラインを割った事を主審に示した上で、主審とアイコンタクトを取りながらシグナルを出します(フラッグを倒します)。
ピッチの右サイドの手前側など主審より副審の方がプレーが見易い所でファールがあった場合には、フラッグを上に上げて左右に振ってファールがあった事を主審に示した上で、主審の笛と同時にフラッグを倒します。攻撃側がファールした場合には、左手でフラッグを振った後「左斜め上」に、守備側がファールした場合には、右手でフラッグを振った後「右斜め上」に倒します。
又、スローインが正しく行われなかった場合も同じ様なシグナルを出します(スローインがピッチに入らなかった場合はやり直し、足が上がるなどのファールスローの場合は相手チームのスローインですので、フラッグを倒す方向が反対になります)。
以上、スローインの場合もファールの場合も「左斜め上」に上げる際にはフラッグを左手で持ち、「右斜め上」に上げる際にはフラッグを右手で持つ訳ですが、これはフラッグを上げる前段階での主審へのサインにもなっています。
上級者編になるかも知れませんが、フラッグを持っている手が左か右かに因って副審が最終的にフラッグをどちらに上げたいかが主審に伝わりますので、お互いにアイコンタクトを取り、若し主審が副審と違うジャッジをする場合には、目若しくは手で副審を制した後、早めに主審がシグナルを出します(この時副審は慌ててフラッグを持つ手を入れ替えて、主審に合わせたシグナルを出す事になります)。
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