副審のポジション①
オフサイドのところで副審がフラッグを上げる位置についてお話ししましたが、他の状況における副審のポジションについてゴールキックを例にして少しお話ししてみます。
先ず、以前お話ししましたが、ゴールキックのシグナルは、ボールの動きに遅れたとしても兎に角ゴールラインまで走って行ってフラッグをゴールエリアに向けて「前」に上げます。
ゴールキックの際には、ボールがゴールエリア内に置かれている事、並びにそのボールが静止している事を確認しますが、これらはゴールエリアのハーフウェーラインに近い境界の延長線上に位置して行います。
次にペナルティーエリアのハーフウェーラインに近い境界線の延長線上まで移動し、ゴールキックが蹴られてペナルティーエリアの外に出たか(ここからインプレーとなります)否かを確認します。又、ボールがインプレーとなる前に相手選手がペナルティーエリアの中に入っていないかも監視しています。
以上のことが正しく行われなかった場合、副審はフラッグを上げてこれを主審に知らせます(ゴールキックのやり直しになります)。
そしてゴールキックからプレーが再開されると、副審はオフサイドライン(後方から2人目の選手又はボールのうちゴールラインに近い方)の監視をする為にタッチライン沿いを走り回る事になります。
この様に副審はプレーの進行に従ってポジションを変えていかなければなりません。ゴールキックの際にはこの動きが分かり易いので、一度ご覧になってみて下さい。
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