格好良いフラッグシグナル⑤
オフサイド②
オフサイドのシグナル
副審はオフサイドの反則があったと判断した場合、その場で止まり先ず右手でフラッグを「真上」に上げて主審に知らせます。主審が笛を吹き、オフサイドの反則を適用したら、その位置でフラッグを前に傾けてオフサイドのあった場所をフィールドを三分割した地域で示します。
即ち、オフサイドのあった場所が、自分の側から遠いサイドであればフラッグを斜め上に、フィールドの真ん中辺りであればフラッグを水平に、自分の側に近いサイドであればフラッグを斜め下にしてその場所を示します。
オフサイドのシグナルと間接FKの位置
オフサイドの反則となる場面においては、副審はオフサイドラインについていて、守備側の後方から2番目の選手を正面に見ながら、オフサイドポジションにいる攻撃側選手を右前方に見ていると思います。ここで攻撃側からボールが蹴られ目の前のオフサイドラインを越えていった場合、副審はこの時点ではオフサイドになるか否かの判定が出来ませんのでボールを追いかけて右方向に走り、そのボールをオフサイドポジションにいた選手がプレーする等、オフサイドの反則があったと判断した所で止まってフラッグを上げます。
一方、オフサイドの反則による間接FKの場所は「違反が起きた場所」であり「ボールが蹴られた瞬間にオフサイドの反則を犯した選手がいた場所」ですので、副審がフラッグを上げた位置とは異なっている事が多くなります。つまり副審がシグナルを上げて止まった位置は、副審がオフサイドの反則があったと判定した位置であり、副審が前に倒したシグナルは、反則が起きた場所を示しているのではなく、オフサイドの反則が起きた位置が副審から見て遠いか近いかを示しているだけですので、副審がフラッグを上げているラインに合わせて間接FKをするのではなく、主審の指示に従って間接FKを行う事になります。
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